個別銘柄レポート/理論株価

理論株価について

最新のコンセンサス予想、財務実績等のファンダメンタルズ・データと、日々のPER・PBR等の投資指標を統計処理したデータを元に、妥当と考えられる理論株価と想定株価のレンジをビジュアルに表現しています。

最新のコンセンサス予想（会社予想）から算出したEPSと、直近75日間のPERの推移から算出したPERレンジを元に、妥当と考えられる理論株価と想定される株価の上値目途・下値目途を算出しています。

四半期毎の短信発表実績値から算出したBPSと、直近75日間のPBRの推移から算出したPBRレンジを元に、妥当と考えられる理論株価と想定される株価の上値目途・下値目途を算出しています。

理論株価・想定株価レンジは、PER・PBRの算式を次のように組み替えて算出しています。

PER基準	最新の予想EPS × 過去75日間のPERレンジ（±2σ）理論株価：過去75日間のPER平均値をあてはめた場合の株価水準上値目途：PERの上限（平均+2σ）まで買われた場合の株価水準下値目途：PERの下限（平均-2σ）まで売られた場合の株価水準
PBR基準	最新の実績BPS × 過去75日間のPBRレンジ（±2σ）理論株価：過去75日間のPBR平均値をあてはめた場合の株価水準上値目途：PBRの上限（平均+2σ）まで買われた場合の株価水準下値目途：PBRの下限（平均-2σ）まで売られた場合の株価水準

σは、データの分布の度合を示す数値である標準偏差を指します。平均値から標準偏差だけ離れていれば1σ、標準偏差の2倍離れていれば2σとなります。

分布のしかたが正規分布である場合、全体の68.3%が平均±1σの範囲に収まり、 95.4%が平均±2σの範囲に収まるとされています。

PER基準で算出された理論株価、PBR基準で算出された理論株価（それぞれ想定株価レンジをバー表示）、目標株価コンセンサスと現在株価との位置関係を一目で確認できます。

理論株価及び想定される株価の上値目途・下値目途の情報をPER基準、PBR基準ごとに表示しています。

1年間の株価と想定株価レンジの推移を示したグラフを表示しています。テクニカルチャートでお馴染みのボリンジャーバンドのPER（PBR）版になります。

PER基準での理論株価をご自身で想定されるEPSとPERを設定することで算出できる機能となります。 EPSに関しては成長率と何年後を予測するかを設定することでEPSを複利計算して設定することも可能です。

計算機についての補足

マイEPS：

基準とするEPS×（1＋前提とする成長率）の（何年後を予測？）乗

例えば上記のケースでは、

基準とするEPSを1年後コンセンサスの「217.3円」、前提とする成長率を「8%」とし「3年後」を予測したとすると、

マイEPS＝217.3円×（1＋0.08）の3乗＝273.7円

その際に基準とするPER水準を予想PER5年平均の「11.5倍」と設定すると、

マイ理論株価＝273.7円×11.5倍＝3,148円

の株価水準に3年後には達するのではないかとの想定される理論株価を計算することができます。